アホトピア

細々と人の悪口書いたり、大矢朋哉君を陰ながら応援したりしてます。そのうち、秘密の会員ブログに移行しようかな。

財政再建の事。

 昔、例えば、租税を租、庸、調なんて言ってた頃は、税収と生産活動は直結しておりました。だから、生産能力が低いと税収が悪化して、政府は何も出来なくなりました。すなわち、財政が悪化し、財政再建が必要と言うことになりました。そして、この場合の財政再建とは、生産能力を上げることと政府消費を減らすと言うことになります。
 さて、時代が下るに連れて貨幣と言うものが流通するようになり、その発行権を国家が独占した現代においては、租税は、原則として、貨幣によって収められます。このような場合、税収と生産能力は、必ずしも一致しません。実際、いわゆる、デフレのように、生産能力が需要に対して十分大きいにもかかわらず、政府の税収は、落ち込んだままです。また、需要にに対して生産能力が低い、いわゆる、インフレの方が税収は大きくなります。

 では、現代において、冒頭で述べたような感覚で、財政再建をおこなったらどうなるでしょう?。答えは、もっと、デフレになります。なにしろ、減らした政府消費の分と、上がった生産性によって、供給能力と需要のギャップが増えますから。

 税が、ほぼ貨幣で収められ、そして、貨幣の発行権を国家が独占した現代においては、財政収支が赤字か黒字かと言うのは、貨幣流通を調節するための手段であって、どちらが悪いか良いかと言う次元で考えるべきものでは無いだろうと思われます。一体、いつまで、古代の律令国家の頃の感覚で、政策を考えたら気が済むのでしょうね?。